50代のビジネスパーソンの皆さんは定年後にどういう仕事をするか、もうお決めになっていますか?
人生100年時代の今、60歳の定年後も働き続けるのは当たり前になってきました。
確かに、継続雇用制度により65歳までの雇用機会は希望者全員に確保されます。
ただ、そこで与えられる仕事は、あなたの働きがい・生きがいにつながるものでしょうか?
そんなモヤモヤした気持ちを抱える皆さんに強くお勧めしたいのが、50代ではじめる定年前の副業です!
私自身、54歳のときに会社勤めのまま副業を開始しました。副業により得られたものは非常に大きいですし、副業のおかげで、ある意味やっと会社と対等になれた気もしています。
この記事では、私が実際にやってみて感じた5つのメリットをお伝えしたいと思います。
「50代の副業」5つのメリット
収入を得る手段が2つになる
副業にはさまざまなメリットがありますが、一番大きいのが勤務先以外の収入源が確保されることです。
もちろん、本業を超える収入を得ることは至難の業です。でも、たとえお小遣い程度であっても、会社以外の稼ぐ力を獲得したことに変わりはありません。
収入源が会社のみの場合、収入を増やす方法は給料やボーナスを増やすことだけです。係長から課長に昇格すれば給料もアップするでしょうが、それは自分では決められません。会社や上司の評価次第です。
もし、あなたが副業から収入を得ることができれば、そんな状況は一変します。
本業とは違い、副業は自分の働きがストレートに収入に反映されます。「会社では係長だけどトータルの年収なら課長や部長も超えてます」ということも普通にありえる話です。
私の場合、副業開始2年目の2020年には40万円程度の収入でしたが、2021年には300万円弱、2022年には300万円強まで伸ばすことができました。
定年後の仕事の準備・リハーサルができる
50代の副業はうまくいけば、そのまま定年後の仕事(本業)になります。
すでに新たな仕事のイメージができている人であれば、それを副業として実行しましょう。
まだ固まっていないが興味のある仕事はあるという人も、それを副業として始めてみてはいかがでしょう?
副業でなら失敗したときのリスクは大幅に軽減されます。
失敗したらやめれば良いだけです。
まずは副業として取り組み、その仕事を試してみましょう。本当に自分に向いているのか?お客を集められるのか?お金を稼げるのか?長く続けられるのか? これを知るには実際にやってみるのが一番です。
トライ&エラーを繰り返し、ブラッシュアップしていけば、その仕事の成功の確率もまちがいなく上がっていきます。
本業からの収入で生計を立てつつ、50代の副業にチャレンジしましょう。
自分のやりたいことができる(嫌なことはしなくてよい)
会社勤めでは自分のやりたいことはなかなかできません。
企画の仕事につきたいのに、営業に回されたとか・・・商品Aを扱いたいのに商品Bの担当になったとか・・・よくある話です。
でも、副業であれば何でも自分で決められます。仕事内容も取り扱い商品も販売先も、すべて自分の思い通りです。嫌な上司や取引先と付き合う必要もありません。
嫌なことはしなくてよい、好きなことだけできる、それが副業です。
50代の副業では、自分の好きなことに取り組むことが非常に重要です!
新たなスキルが修得できる
今、自分にあるスキルやノウハウだけで副業に取り組める人は少ないでしょう。
本業の知識を活かして、WEBライターやアフィリエイターになる方でも、ライティング技術や顧客獲得術など、新たなスキルを何らか獲得する必要があります。
会社勤めが長くなるといろいろなことに慣れてしまうため、新たな知識やスキルを修得する必要性もなくなります。結果、もう何年も(何十年も)勉強自体していない、という人もいるのではないでしょうか?
副業にトライすれば(トライしようとしただけでも)、そんな状況は一変します。
わからないことだらけで嫌でもさまざまなスキルを修得できますし、何年ぶり(何十年ぶり)かの勉強も、あなたにとってきっと楽しいものです。
私も副業に向けて49歳から資格の勉強をはじめましたが、新たな知識を得られて楽しかったです。また若い頃とくらべて、意外にも学習能力が衰えていなかったのは新鮮な驚きでした。
新たな出会いがある
会社以外の付き合いを増やすことはなかなか難しいものです。
ゴルフも麻雀もやらない、趣味もないというビジネスパーソンならなおさらでしょう。
でも、副業をはじめたら、いえ副業の準備をはじめるだけでも、新たな出会いが必ずあります。
一人でブログを開設してアフィリエイトをする場合は、ブログの世界の住民たちとの出会いがあります。資格を取ってコンサルタントをする場合なら、その資格の世界の住民たちとの出会いがあります。
副業で出会うのは、自分と年齢・地域・職歴がまったく異なる人々です。
そのような人々との交流はあなたのこれからの人生を豊かにしてくれます。
会社中心・仕事中心で生きてきた、ちょっと前までの私のような人間には、新たな世界との出会いは非常に刺激的でした!
まとめ
50代という定年が迫る中で取り組む副業には、他の年代とは違った意味があります。
50代の副業は、定年後に好きな仕事に取り組むための準備期間ととらえましょう!
一歩踏み出せば、ワクワクする世界があなたを待っています!